資格取得を目指す場合、資格スクールへの通学、通信講座、書籍を購入して独学で勉強などがありますが、短期で合格する人と不合格を続けてなかなか合格しない人には、それぞれ共通した特徴があると言われています。
資格取得を短期で合格する人の特徴
時間の使い方が上手い人
社会人にとって、通勤時も貴重な勉強時間です。
電車の中でもできる暗記ものは通勤中に行い、論文対策などは机上でやるなど、やるべきことを整理して場所と時間を上手く使い分けて勉強している人は合格が早いです。
10分という細かい時間も生かして勉強している人もいるほどで、いかに時間を有効に活用できるかが大切です。
講師の指導を素直に受け入れられる人
資格スクール講師はやるべきことだけを提示し指導します。
それを素直に受け入れられる人は、やるべきでない不要な勉強はせずに無駄がありません。
知識を問うことが中心の大学受験と資格試験の勉強は異なるものだと考えた方がいいのですが、大学受験の際の自分の勉強法にこだわり続けて不要なことも勉強しようとする人は、無駄が多くなり合格までの時間がかかってしまいます。
最短で合格するためには、余計なことはしないのが一番です。
ただし、試験合格には無駄なことであっても、気になることを全て調べるような好奇心が旺盛で根気のある人は、実務で活躍することも多いです。
資格取得でなかなか合格できない人の特徴
集中して勉強できない人
「いつか取得できたらいい」といった気持ちで勉強している考えのあまい人は、合格まで長期間かかる傾向にあります。
取得に急を要さない資格であっても目標を決めて、短時間で勉強に集中して取得することを目指しましょう。
資格の勉強に長く時間をかけていると、途中で問題傾向が変わったり、法律系資格では法改正に対応しなければならなくなったりするので、さらに長期間の勉強が必要になることもあります。
アウトプットを敬遠する人
不合格になる人は、自己の力量をチェック・確認することを怠る傾向にあります。
しかし、合格するためには適宜、進捗とともに現時点のレベルや到達度、理解度の確認が必要で、そのためにはアウトプット(演習)を経ることが必須です。
資格スクールでは、自分が何を覚えて何を間違っているのかの確認をするためにアウトプットの講義も行っています。
ところが、「まだ自信がない」などの理由でアウトプットに消極的な人もいます。
短期合格者は、アウトプットを定期的に実施している人が多いのが特徴です。
逆に自信や気持ちの面で、アウトプットを敬遠する人は不合格に陥る傾向にあります。